【体外受精】年齢と胚移植の個数、妊娠率について

受精卵のことを胚(はい)と言います。

アメリカでは、個人の自由・個人の意思の尊重を重んじる国ですので、

基本的に胚をいくつ戻しても良いという事になります。

様々な年齢の方が、様々な胚の個数の移植を行っています。

今回は、そんなアメリカで出た統計をご紹介します。

胚を何歳で何個移植したら妊娠率はどうなるのか、年齢ごとに書いていきます。

ただし胚盤胞の評価はBB以上の良好胚とします。

※胚盤胞や胚盤胞の評価について、詳しくは別の記事に書こうと思います。

34歳以下 1個でも2個でも変わらない。

基本的には、1個の胚盤胞を移植します。

2個以上の胚盤胞を移植しても妊娠率は変わらず、

多胎(双子や三つ子など)の可能性が増えるという事です。

35〜39歳 1個より2個。

1個よりも2個の胚盤胞の移植をした方が妊娠率が高いという事がわかりました。

3個以上の胚盤胞を移植しても妊娠率は上がらず、多胎の可能性が増えるという事です。

40〜42歳 2個より3個。

1個より2個、2個より3個の方が妊娠率が高いという事がわかりました。

4個以上は妊娠率は変わらないとわかりました。

43歳以上 5個

43歳になると5個に1個の割合で胚盤胞の染色体構造が正常という割合になります。

5個くらい一気に胚盤胞を移植した方が良いという事です。

多胎の可能性は0ではありませんが、非常に確率は低いです。

また、必ず5個じゃないと戻してはいけないという事ではありません。

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