FSHを測る時のポイント 生理3日目に測る
FSHは、卵巣機能を示す大切な数値です。
卵胞(卵子の入った袋)を育てる働きがあります。
FSHは、生理3日目に採血で測ります。
生理1日目、2日目ならば代用ができます。
生理4日目以降に測ったものは、正確ではないです。
また、測定前1ヶ月は薬を何も使っていない状態で測ります。
薬の使用があると(特に不妊治療に使う薬は)、
FSHが上下してしまい、
正確なFSHの数値になりません。
FSHの基準値(1〜8)
FSHの基準値は、1〜8となります。
基準値に入ってない場合には、
卵巣機能の低下や、卵子の質の悪化、
下垂体性の排卵障害などが示唆されます。
1〜8 正常
8を超える 卵巣機能が衰え始めている
15を超える 卵子そのものの質が低下している
20を超える 妊娠の可能性は4%となる
40を超える 閉経の可能性が高い
1以下 下垂体性の排卵障害などが疑われる(別途検査が必要)
※個人差があります。
※あくまで目安です。
FSHが高い時の対策
・メラトニンの服用
メラトニンには、卵子の質を高める働きがあります。
FSHが8以上の方には特におすすめですが、
FSHが8未満でも服用すると、
卵子の質には良い働きとなります。
詳しくはこちらをご覧ください↓
・カウフマン療法
カウフマン療法は、FSHを下げる働きがあります。
1周期かけて薬を飲む治療方法です。
カウフマン療法をした次の周期は、
FSHが下がりますので、
タイミング法・人工授精や採卵などの前の周期に行う事が良いでしょう。
病院によって薬の飲み方、効果が異なりますので注意が必要です。
詳しくは別の記事にお書きします。
コメント