フラグメントとは?【受精卵】【胚盤胞】【卵の質、評価】

フラグメントとは

フラグメントは、

「細胞分裂」で生じる事がある、

ゴミのようなものです。

卵子が受精して育っていくというのは、

細胞が「細胞分裂」を繰り返していく事を言います。

この「細胞分裂」を繰り返して、

細胞は多く増えていき、

成長していきます。

ヒトは、

1個の細胞が2個に、

2個の細胞が4個に、

4個の細胞が8個に・・・という形で分裂を繰り返します。

フラグメントの写真

フラグメントのない8細胞の写真


↓フラグメントが少しある8細胞の写真

↓フラグメントのない胚盤胞(着床間近の受精卵)

↓フラグメントが30%見られる胚盤胞

↓フラグメントの多い胚盤胞

フラグメントの量(%)と評価

20%未満・・・1番良い。良好。

50%未満・・・まずまず。

70%未満・・・ちょっと厳しい

70%を超える・・・かなり厳しい。

ただし、フラグメントだけで妊娠率や卵の評価は決まりません。

あくまで1つのポイントです。

例えば、フラグメントが多い胚盤胞であっても、

胚盤胞に達している事の方が重要な事です。

フラグメントは減る?

フラグメントが減ることはあります。

また、フラグメントは成長過程で増える事もありますし、

変わらない事もあります。

フラグメントが減るというのは、

フラグメントが受精卵の成長過程で吸収され消えることなどを指します。

フラグメントが減って、

完全に見当たらなくなる事もあります。

ただし、これは60%から0%などと、

フラグメントが多い場合には難しく、

ほぼあり得ません。

例えば、

10%程の少量のフラグメントであれば、

完全に消えることもあるという事ですね。

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