人工授精とHCG注射の時間について【人工授精】

HCG注射とは

HCG注射は、

LHホルモンの注射で、

卵子の成熟をさせて、

さらに、排卵を促し、

排卵後の黄体ホルモンの形成に関係する薬です。

↓LHホルモンとは

元気な精子を選別する方法【精子調整】

人工授精当日は、

男性に精液を採取して頂き(採精)、

さらに、精子調整というものを行った後の精子を注入します。

*精子調整とは・・・

精液の中に含まれるゴミや不純物を取り除き、

死んだ精子などを取り除き、

生きた元気の良い精子を濃縮する形です。

精子調整は人工授精当日に行います。

詳しくは別のページに書きます。

HCGを打ってから何時間後に人工授精を行うか

人工授精のタイミングとしては、

HCG注射を打った36時間後となります。

以前の欧米の研究に、

HCGを打って24時間後、36時間後、48時間後、

それぞれ人工授精をして、

比較したという内容の報告がありました。

この研究では、

それぞれ3つとも妊娠率には差がなかったと結果が出ました。

一方、もう1つの研究では、

HCGを打ってから36時間後に人工授精をしたら、

1番妊娠率が高かったと結果が出てます。

どちらの研究をとっても、

HCG注射を打ってから36時間後の人工授精が、

最も妊娠率が良いという事です。

当院もHCGを打ってから36時間後に、

人工授精をしています。

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