慢性子宮内膜炎の診断基準<CD138検査>【着床】

慢性子宮内膜炎の検査の種類

慢性子宮内膜炎の検査は、

CD138検査、

EMMA・ALICE検査が主流となっています。

今回の論文報告では、

CD138検査での診断基準を示したものとなります。

↓慢性子宮内膜炎とは↓

CD138の診断基準

慢性子宮内膜炎が陰性

顕微鏡で見て、

10視野(HPF)あたり、

1個も形質細胞(慢性子宮内膜炎の陽性細胞)が見当たらない場合に、

陰性の診断です。

軽症の慢性子宮内膜炎

顕微鏡で見て、

10視野(HPF)あたり、

1個以上の形質細胞(慢性子宮内膜炎の陽性細胞)が見つかった場合には、

軽症の慢性子宮内膜炎の診断となります。

中等度の慢性子宮内膜炎

顕微鏡で見て、

10視野(HPF)あたり、

2〜9個の形質細胞(慢性子宮内膜炎の陽性細胞)が見つかった場合には、

中等度の慢性子宮内膜炎の診断となります。

重症の慢性子宮内膜炎

顕微鏡で見て、

10視野(HPF)あたり、

2〜9個の形質細胞(慢性子宮内膜炎の陽性細胞)が見つかった場合には、

中等度の慢性子宮内膜炎の診断となります。

診断基準の引用論文

引用元は、Fertil Sterilの2021年6月号です。

Impact of antibiotic therapy on the rate of negative test results for chronic endometritis: a prospective randomized control trial
Dongmei Song, Yanfei He, Yixuan Wang, Ziyu Liu, Enlan Xia, Xiaowu Huang, Yu Xiao, Tin-Chiu Li
Fertil Steril. 2021 Jun;115(6):1549-1556
【文献番号】r10500(卵管病変、卵管形成術、子宮付属器病変、子宮内膜病変、アッシャーマン症候群、PID)

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