排卵の確認のために必要な4つの検査【排卵確認】【排卵日】

排卵とは?

卵巣にある卵胞から、卵子が飛び出ていく事です。

排卵の様子

その後、飛び出た卵子は、

卵管采(らんかんさい)という部分によって拾われて、

卵管の中を移動し、

受精場所である卵管膨大部まで移動していきます。

↓排卵後の様子↓

排卵の確認の為に必要な検査

この1〜4の検査は、病院で行うものです。

これらを適切なタイミングで、

適切な頻度で検査しない限り、

排卵の確認・決定は不十分であり、

曖昧となります。

本当に排卵したのか

また、いつ排卵したのかも断定的にしたいならば、

これらの検査を適切に行う事が必須となります。

1、エコー検査(超音波検査)

2、ホルモン値の検査(血液検査)

3、LHサージの検査(尿検査か、血液検査)

4、子宮頸管粘液の検査

※子宮頸管粘液とは、おりものだと思って良いです。

また、この4つの検査にプラスご自身で基礎体温をつけておくと尚良いです。

排卵確認の流れ

※一般的な流れとなり、

排卵の時期やタイミングには個人差があります。

生理1日目〜3日目

必ず、ホルモン値の検査とエコー検査が必須となります。

生理の初めに検査してない状態では、

排卵とは断定できません。

生理3日目以降

適宜、エコー検査とホルモン値の検査を行います

あまり日にちを空けると、

排卵の確認が曖昧になり、

いつ排卵したのかわからなくなり、

推定となってしまいます。

卵胞の直径が徐々に大きくなっていくところを見逃してはなりません。

なぜならば、

卵胞が大きくなってくると、

LHサージの確認

LHサージが始まる為です。

LHサージとは、

卵子がある程度大きくなってきたときに、

卵子を成熟・排卵させる為のLHというホルモンが多い量、

ドンと急激に分泌される事です。

LHサージが始まるタイミングを逃すと、

排卵日の確定は不可能になります。

LHサージのスタートを逃さないようにする為には、

生理1日目〜3日目から、

エコーで卵胞の直径と、

ホルモン値を追っていく事が重要です。

子宮頸管粘液

子宮頸管粘液は、

子宮頸管にある粘液(体液)で、

普段、排卵のころ以外は、

酸性でねばねばとしています。

これは、雑菌が入らないようにするためです。

しかし、そのままでは精子さえ殺してしまうため、

排卵の頃になると、

アルカリ性になりサラサラとした状態に変わります。

子宮頸管粘液を確認することも、

排卵の確認に重要な事の1つです。

子宮頸管粘液の検査は、

1回で済む事もあれば、

複数回確認が必要になることがあります。

特に、一般的な成長速度よりも、

卵胞が速い、もしくは、成長速度が遅い時は注意が必要ですから、

念入りに確認する必要があります。

排卵したかエコー・ホルモン値で確認

エコーで見る際には、

排卵の前後確認が必要です。

排卵したら、

エコーで卵胞を見ると、潰れたように見えます。

そして、排卵日の数日以内にも、

本当にその日に排卵したのかもう1度エコーで見ます。

排卵したと思われる日以降にエコー検査をしていない場合は、

排卵日は確定にはなりません。

また、LHが上がった後に排卵が起こり、

その前後でP4(黄体ホルモン)や、E2(エストラジオール)などの数値は

どのように変化したのか、検査が必要です。

排卵日を逃さない為に1番大切なこと

排卵日を逃さない為には、

適切な検査が必要です。

不妊治療は、通院が多く大変ですが、

妊娠率を高くするには、

必要な検査を必要なタイミングで行い、

さらに、検査結果が示す事を正確に読み解く力が医師に必要です。

いくら検査をたくさん受けても、

医師が情報を適切に読み解く事が出来なければ、

診断は正確ではなくなります。

まずは、検査を十分受けられているか、

見直す事が必要な事もあるでしょう。

もしも、この記事の説明を見て、

検査を適切に受けられていないと感じたら、

それは本当に排卵しているかどうか、

つまり、

排卵は起こっているのかどうか不明であり、

また、排卵が起こっていたとしても、

その排卵の日にちは正確なものではないということになります。

これは、体外受精・顕微受精にも同じようなことが言えます。

採卵前に排卵してしまわないように検査を適切に進めなければなりません。

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