体外受精・顕微授精

PRP療法の卵巣内注入

【PRP療法の応用技術】PFC-FDの卵巣への注入を開始

近年、再生医療として注目されているPRP療法の、 応用技術である「PFC-FD」を卵巣に注入する治療を始めました。 (PFC-FDの卵巣内投与) そこで、今回は、PFC-FDとはどんな治療か、 PRP療法との違いは何かご説明します。 PRP...
着床

<最新論文>慢性子宮内膜炎の治療【妊娠率・出産率の改善】

慢性子宮内膜炎と妊娠率・出産率についての新しい論文が出ています。 当院で検査ご希望の方は、診察時にお申し付け下さい。 検査のタイミング・流れ 検査のタイミングは、生理が終わった直後の、 目安として、生理7日目〜9日目(子宮内膜の増殖期)です...
男性不妊

運動精子数と治療の選択【男性不妊】【精液検査】

運動精子数とは?計算式 精液中に動いている精子がいくついるかを示した数値となります。 <計算式> 精液量✖️精子濃度✖️運動率 運動精子数と治療 運動精子数によって、 適した治療方法は異なります。 目安としてお考え下さい。 6000万以上 ...
自然周期の胚移植

アスピリンは着床の障害になる【論文】【着床】【不育症】

“アスピリンなどの、"プロスタグランジン"の合成を阻害する薬は、 マウス、ラットで胎芽の着床を妨げる事がわかっています。“ (参照:ケネディ Eicosanoids and Reproduction、MTP Press(ヒリアー編)、73頁...
着床不全

慢性子宮内膜炎の診断基準<CD138検査>【着床】

慢性子宮内膜炎の検査の種類 慢性子宮内膜炎の検査は、 CD138検査、 EMMA・ALICE検査が主流となっています。 今回の論文報告では、 CD138検査での診断基準を示したものとなります。 ↓慢性子宮内膜炎とは↓ CD138の診断基準 ...
流産

ダクチル・ダクチラン、いつ使うべき?【流産の兆候】【胚移植】

ダクチル、ダクチランとは?効果は? ダクチル、ダクチランは、 流産や早産(切迫流産・切迫早産)に対する治療として使われます。 ダクチルとダクチランは、同じ薬です。 胎児を子宮内に留める働きになります。 いつ使うか 基本的に、流産や早産の兆候...
流産

「なんとなくアスピリン」と不育症検査【流産】【不育症】

なんとなくアスピリンとは? 不育症検査を行った事がない、 もしくは、 不育症検査に引っかかっていない場合に、 低用量アスピリン(バファリン)、バイアスピリンを使う事です。 不育症検査を行わず、 あるいは、 あまり異常のない数値に、 アスピリ...
黄体機能不全

子宮内膜のコンパクションとは?【子宮内膜】【妊娠率】

子宮内膜のコンパクションとは? 体外受精で胚移植(子宮に受精卵を戻すこと)をする際に、 黄体ホルモンの薬の使用前と使用後で、 子宮内膜の厚さ(㎜数)が減少することを言います。 “子宮内膜のコンパクション“は、 ただ、子宮内膜が薄くなってしま...
流産

最も妊娠率の高い、黄体ホルモンの膣坐薬の使い方【ホルモン補充周期】【胚移植】

黄体ホルモンの役割 黄体ホルモンは、 着床を促し・妊娠を維持・流産の予防をします。 黄体ホルモンの薬の種類 黄体ホルモンは、 主に、膣坐薬・飲み薬・注射となっています。 主な膣坐薬には、 ルテウム(400mg)、 ウトロゲスタン(200mg...
着床不全

慢性子宮内膜炎とは?検査・診断・治療法

慢性子宮内膜炎とは 慢性子宮内膜炎とは、 子宮内膜に炎症が認められる病態であり、 慢性子宮内膜炎によって、 着床が阻害されているのではないか、 という考えも出ています。 しかし、慢性子宮内膜炎に対する統一された見解はなく、 現段階では、 日...