ダクチル、ダクチランとは?効果は?
ダクチル、ダクチランは、
流産や早産(切迫流産・切迫早産)に対する治療として使われます。
ダクチルとダクチランは、同じ薬です。
胎児を子宮内に留める働きになります。
いつ使うか
基本的に、流産や早産の兆候が見られる時に処方する薬となります。
妊娠が成立し、胎嚢が確認出来てから使用する薬となります。
その為、不妊治療でタイミング法や人工授精を試みている最中や、
胚移植の治療周期中には使いません。
あくまで妊娠反応が陽性になり、
胎嚢が確認されてから使用することが大事ということですね。
胎嚢確認前に使うと危険な理由
胎嚢確認前に使うとなぜ良くないかと言うと、
もしも、子宮外妊娠だった場合に危険な為です。
子宮外妊娠になった場合、
3分の2の割合が流産、
3分の1の割合が破裂となります。
胎児が自然に出てこない時は、
手術が必要な場合もあります。
そもそも、ダクチルは、
胎嚢が見える前から使っていても、
効果はかなり薄い、
もしくは、ないでしょう。
そのうえ、危険を伴う為、
胎嚢確認前にダクチルやダクチランを使うのはやめましょう。
胎嚢確認前にダクチルを使って、
万が一、子宮外妊娠の場合には、
ダクチル・ダクチランで胎児を留めておいている形となりますので、
とても体には危険です。
例えば、子宮外妊娠が卵管であった場合には、
そのまま胎児が卵管で大きくなれば、
卵管が破裂する可能性があり、
そうなると命の危険が出ます。
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