LHとは?働き
Lutenizing Hormone。
黄体形成ホルモン。
卵子の成熟と排卵を促します。
また、排卵後に黄体の形成を促す働きもあります。
血液検査で測ることができます。
特に、卵子の成熟と排卵を促す時には、
LHがドンと急上昇します。
これを「LHサージ」と呼びます。
「LHサージ」については別の記事で詳しく書いていこうと思います。
LHが分泌される仕組み
卵胞(卵子を包んでいる袋)が十分に育ってくると、
卵胞の直径が大きくなり、同時にE2(エストラジオール)が分泌されます。
【卵胞の発育=卵胞の直径が大きくなる。】
エコー検査で卵胞の大きさの確認必須。
また、卵胞の直径が大きくなるに伴ってE2も上昇。
※E2は、卵胞の数が増えても上昇するため、
血液検査でE2だけを見るのは良くないです。
必ずエコーでも確認した方が良いです。
E2が上がってくると、
脳の視床下部というところが、
ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を放出して、
下垂体にLH・FSHを出すように命令します。
つまり、LHホルモンを分泌するのは脳の下垂体という部分になります。
LHの分泌が足りない時は、
卵胞が十分に育っていないか、
もしくは、
何らかの弊害があって脳からLHが分泌されない状態の方もいらっしゃいます。
いつ測るべき?
卵胞(卵子を包んでいる袋)の発育によってLHは上がったり下がったりするため、
月経周期のいつ頃、生理何日目に測るかによって数値は異なります。
生理周期と卵胞の発育に沿って適宜、LHの検査が必要です。
不妊治療を開始する前に一度、
LHの分泌の機能がちゃんとあるかどうかは調べておくべきです。
下垂体や視床下部に問題がある場合には、
不妊治療の進め方や内容が異なってくるためです。
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